お家のコラム

断熱材について

断熱材について

断熱材は住まいの環境を快適にし、省エネ機能を向上させる大切な部材です。そもそも断熱材ってなんで必要?種類が多くて何が違うの?価格は?今回は断熱材について簡単にご紹介します。

断熱材とはその名の通り、熱の伝わりを断つ材料のことです。建築用のものは断熱材、工業用のものは保温材と呼ばれることが多いです。住宅建築においては住宅全体の室内空間の温度を保つため、外から温度の影響を減らすために使用されます。つまり、夏に涼しく冬は暖かい住宅にする目的です。

断熱材は文字通り熱を断つものです。夏であれば高温になる外気温を建物の中に入れないこと、冬は暖房で温めた熱を外に出さない役割を担っています。断熱材が無ければ、真夏はエアコンで冷やしても外気温が入り込んでエアコンはいつもフル回転。建物を高機能な断熱材で覆うことは、室温を一定に保つことができ省エネな暮らしにも繋がります。

◆断熱材は原材料の違いで3種類に分けられる

鉱物系

鉱物系にはグラスウールやロックウールなどが該当します。その名の通り、ガラスや岩を細かく繊維状にしてその空間に空気を閉じ込めることで断熱効果を生み出す素材です。特にグラスウールは多くの住宅に使われています。


石油系

石油系にはフェノールフォーム・硬質ウレタンフォーム・ビーズ法ポリスチレンフォームなどがあります。プラスチックの中に独立した無数の細かい気泡にガスを閉じ込めることで、断熱性能を発揮します。閉じ込めているガスの気泡の大きさや数で断熱性能が違ってきます。


自然系

自然系の断熱材といえば、セルロースファイバーです。自然素材特有のメリットを持ち優秀な断熱材です。新聞や段ボールなどの古紙などの木材が原材料で高い断熱性能ですが割高です。


断熱材の選び方について基本的には3つのポイントがあります。

湿気に強いかどうか

断熱材の素材が湿気に強いかどうかがポイントのひとつです。なぜ湿気に弱いといけないのか?と言うと日本の気候は、じめっとした湿度の多い国です。そのために湿気に触れて断熱材の効果が弱まってしまうからです。

コストの問題

断熱材を入れるためには「断熱材費」と「施工費」がかかります。施工しやすい断熱材は施工費が割安になります。一般的によく使われるグラスウールは施工しやすいため費用を抑えられます。逆にセルロースファイバーがグラスウールの倍以上コストがかかることもあるので素材の選び方でもコストに大きな違いがでます。

施工時に気密が取れるかどうか

断熱材は単に断熱性が高いだけでは不十分です。気密性が低いと空気で熱が移動して逃げてしまいます。施工時に気密が取れるかどうかがポイントになります。


マイホームで快適な暮らしを手に入れるためには、やはり断熱材の存在は大きいと言えるでしょう。外からの冷気や暖気の侵入を防ぎ室温を保つことでコスト削減にもなります。また、湿気や隙間風からマイホームを守り家の寿命にも繋がります。目に見えない部分で、こだわりにくい部分ではありますが、しっかりとしたものを選んで施工する方が、長い目で見ても賢いでしょう。

 

 

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