これからの住宅は、人と環境と家計にやさしい「省エネ住宅」が最低条件になるそうです。
その省エネについて、国の方針が2020年から大幅に変更になることをご存じですか?
2020年から、戸建住宅を建てる時の基準が大幅に変更になります。
変更内容を知らずに戸建住宅を建ててしまうと、後から後悔する可能性が高いので、これから家を建てる予定の方は、チェックしておきましょう(^^)/
具体的に何が変更になるのかというと、今の新築戸建て住宅は、ほとんど「省エネ住宅」なのですが、2020年からはさらに省エネに特化した住宅でなければ建てられなくなります。
これを、「改正省エネ基準制度の義務化」といいます。
「義務化」という言葉が付いてくるということは、この改正省エネ基準をクリアしている戸建住宅でなければ、建築の許可がおりないということです。
◇省エネ義務化になったら何が変わるの?◇
これまでの省エネ基準は、外壁、天井、床、窓などの開口部の断熱性、日射遮蔽性など住宅の外枠部分が対象となっていました。
しかし今後は、暖房設備、換気設備、照明、給湯設備、などが消費しるエネルギー量を一時エネルギーの使用量に換算して評価の対象に組み込まれます。
この改正省エネ基準の義務化は、住宅を建てる上でのメリットとデメリットがあります。
一番のメリットは、住宅の暖房効率が上がる事で光熱費が抑えられる点です。
逆にデメリットは、これまでなかった省エネ基準に適合した住宅を建てるため、コストが上がってしまうことです。
ただし今後は、この基準を満たしていない住宅の建設は認められなくなるため、それ以前の住宅と比べ、将来的な資産価値は高くなるというメリットがあります。
建設費用の段階では、ある程度コストは上がってしまいますが、住宅は数十年住むことになるので長期的に考えると、その差は大きくなります。義務化になる2020年までに住宅を建てる場合でも、建てる時にコストをかけず(住宅性能を気にしない)住み始めてから光熱費の負担が多くなるより、「建てる時にコストをかけ(住宅性能を向上)住み始めてから光熱費を削減していく」という方が、圧倒的に”リターン”があるといえます。
~今後の資産価値を考えるなら今から対応を~
仮に今、コストを減らして家を建てたとしても、わずか数年で、省エネ基準を満たしていない家として資産価値も大幅に落ちてしまうことも十分に考えられます。
事前に知っておくと家の選び方も変わってくると思うので、今後の家づくりのために今から少しづつ情報収集や知識を増やしておくと良いかもしれません(^^)/☆