新築一戸建て住宅を考えた場合、「建売住宅」、「規格住宅」、「注文住宅」に分けることができます。
住宅のタイプとそれぞれの特徴を知ることは家づくりを始めるにあたり重要な部分でもあります。
それぞれのメリット、デメリットを参考に家づくりを考えてみましょう。
「建売住宅」
建売住宅とは、完成された住宅を土地と建物セットで販売する住宅のことです。
完成された状態で販売されるため、出来上がった住宅を見ることができます。その為、間取りや設備、外装・内装などを事前に確認し納得した上で購入できます。
〇メリット
・資金計画が立てやすい
・仕上がりをイメージしやすい
・注文住宅と比べて安価
・引越しを急いでいる方には向いている。
〇デメリット
・間取りや外装、内装の変更は出来ない
・工事をしっかり行ったかどうかはわからない
・コンセントの数が少なく増やすことはできない。
・増改築が難しい
「規格住宅」
規格住宅とは、あらかじめ仕様や間取りが決められている家をカタログ等の中から選んで建てる家のことです。
〇メリット
・プラン(間取り)は多く用意されている
・建築コストと打合せ時間を削減する事が出来る
・仕様が決まっているため、仕上がりの差が少ない
・注文住宅より入居時期が早い
〇デメリット
・間取りや窓の位置を変更する事は出来ない。
・複雑な土地や特殊な土地との相性は良くない
・理想の家づくりをしにくい
「注文住宅」
注文住宅は基本的には間取りも仕様も何でも自由です。しかし、多くの場合は工務店によって基本的な仕様があらかじめ決まっていて、こだわりたい部分の仕様を変えていくというのが最近の注文住宅の流れになってきています。
金額が高くなっても家にこだわりたい方は、建築事務所に設計と施工管理を依頼し、工務店に施工を依頼する方法もあります。ただし設計料が別途かかり建築費の10%~15%程度が一般的なようです。
〇メリット
・こだわりの家を実現できる
・間取りも仕様も自由に選べる
・建てた後の満足感が非常に高い
〇デメリット
・打合せに時間がかかる
・仕上がりのイメージがつきにくい
・住宅会社や設計担当者のレベルによって家の出来が大きく左右される
・金額が予算オーバーになることも
☆まとめ
住宅の特徴とメリット、デメリットを把握した上で、どのタイプの住宅が自分に合っているのかを見極めることが大事です。「自分を家に合わせるのか」、「家を自分にあわせるのか」どちらかの選択で理想の家づくりは大きく変わってきます。優先順位をしっかり決めて納得のいく家づくりをしていただけたらと思います。