経年劣化や家族構成の変化によって、マイホームの改修が必要になった…。
そんなとき、最初に頭を悩ませるのが、「リフォームor建て替え」の選択だと思います。
今回は、双方の特徴を比較しながら、どちらが、ご自身にとって“お得な選択”なのかを考えてみましょう。
まず、リフォームの定義は、既存の基礎部分は残して、部分的に改築、修繕、増築などを行い、新築同様の状態に戻すことを指します。水廻りや、屋根・外壁のみといった部分リフォームや、目に見えるものをすべて新しくするフルリフォームなど、その改修範囲はさまざま。最近人気を集めている、家の内部をすべて解体撤去してから、新しく内部を造り直す「リノベーション」もリフォームの一種とされることもあるようです。
また建て替えの定義は、既存の住宅を、基礎部分から取り壊して、新たにゼロから住宅を建築することを指します。実はすべての住宅が建て替え可能ではなく、「建築基準法で定められた幅員(幅)4m以上の道路に2m以上接した土地でなければ、原則として建て替えができない」など、さまざまな制約がありますので、ご自身の住宅が「再建築不可物件」か否かのチェックを最初に行うようにしましょう。
~それぞれのメリット、デメリットについて~
「リフォーム」
◎メリットは、コスト面がおトクで、必要な部分のみの改修が出来る。
×デメリットは、劣化が激しい場合、補修費用がそれなりにかかる。
「建て替え」
◎メリットは、間取りや設備などの不満をほぼ解決できる。リフォームよりも比較的に、多額のローンが組める。
×デメリットは、コストが割高になりやすい。工期が長い、各種税金(不動産取得税、固定資産税、都市計画税、登録免許税など)がかかる。
☆ご自身の住宅に最適なのは、どちらなのかトータル的にみてご検討されることをおすすめします☆