
家づくりにおいて「土地選び」は重要なポイントの一つです。
土地は建物の配置や間取りだけでなく、暮らしやすさや将来的な住まいの価値にも大きく影響します。
しかし、購入後に
「建てたい家が思うように建てられなかった…」
「周囲の環境が想像と違っていた…」と感じるケースもあります。
そのため土地を検討する際には様々な条件を確認しながら検討していくことが大切です。
今回は家づくりを進める上で知っておきたい「土地選びのポイント」について、内容が多いため前編・後編に分けてご紹介します。
土地の広さと建てられる家
土地の広さによって建てられる建物の大きさには一定の制限があり、これを「用途地域」と言います。用途地域は都市計画法に基づき、快適で秩序ある街並みをつくるため、そしてそれぞれの地域で建てられる建物の種類や規模も定められており、その際に関係してくるのが「建蔽率」と「容積率」です。

建蔽率とは、敷地面積に対する建物の建築面積(真上から見た建物の面積)の割合を示すものです。例えば建蔽率が50%の土地であれば、敷地面積の半分までの面積で建物を建てることが可能です。

容積率とは、敷地面積に対する延床面積(各階の床面積の合計)の割合を示すものです。容積率によって建物全体の大きさの目安が決まります。
これらの制限は日当たりや風通し、防災面などを考慮して街全体の環境を守るためにも設けられています。土地を検討する際には土地の広さだけでなく、建蔽率や容積率などについても確認しておくことが大切です。
なお、用途地域については以前のコラムでも詳しくご紹介していますので併せてご覧下さい。
日当たりと方角
土地を検討する際、多くの方が気にされるのが日当たりです。
日当たりは住まいの快適性や光熱費、住宅の状態にも影響すると言われています。




一般的に土地の方角は土地が接している道路の向きを基準に判断されます。
また道路が二つ以上接している場合は、接道状況や間口の広さなどを考慮して方角が決められることもあります。
そして日当たりは土地の方角だけで決まるものではありません。周囲の建物の高さや配置によって日差しの入り方が変わることもあります。
その一方で、建物を工夫することによって室内の明るさを確保できる場合もあります。例えば2階にリビングを配置することで1階よりも日差しを取り込むことができたり、吹き抜けや高窓を設けることで天井付近から光を取り込み、室内を明るさを確保できる可能性が上がります。
このように、土地選びは住まいの快適さを左右する要素と言えます。
今回ご紹介した内容に加え、接道状況や費用面も重要なチェックポイントとなります。
次回はそれらについて詳しくご紹介しますので、是非併せてご覧下さい。