お家のコラム

ZEHってどういう意味?

ZEHってどういう意味?

 

住宅会社のサイトで「ZEH住宅」という言葉を見かけることがありますがZEHとはどういう意味なのか気になる方もいるのではないでしょうか。今回のコラムではZEHについて簡単にご紹介いたします!

 

■ZEHとは

 

ZEH(ゼッチ)とは「Net Zero Energy House(ネット ゼロ エネルギー ハウス)」の略称で、ご家庭で消費するエネルギーをZEHの3つの要素である断熱・省エネ・創エネで賄いエネルギーの収支を0にすることを目指した住宅という意味があります。

2021年10月に閣議決定がされたエネルギー基本計画で『2030年度以降新築される住宅についてZEH基準の水準の省エネルギー性能の確保を目指す』『2030年において新築戸建て住宅の6割に太陽光発電が設置されることを目指す』という政府目標が設定がされており、数十年後にはZEHが住宅の標準になっているかもしれません。

 

■ZEHの要素、基準

ZEHには断熱、省エネ、創エネの3つの要素がありますが、ZEHはこの住宅はZEHだと認定をしてもらう必要があり認定されるためにもこの3つの要素が重要になってきます。

ZEHには認定基準がありその基準をクリアすることで住宅がZEHとして認定されます。ですが条件、場所などによってはZEHの基準をクリアすることが難しく、そのためZEH以外にも「Nearly ZEH」「ZEH Oriented」というものがあります。

 

 

■ZEHのメリットデメリット

メリット

・断熱による効果

ZEHには高い断熱性があり冷暖房をあまり使わずとも夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごすことができるので冷暖房費を節約することができ、また断熱の効果で部屋ごとに極端に温度差がないためヒートショックの予防にもなります。

・補助金が貰える可能性がある

ZEHは補助金が貰える可能性があり、ZEH、Nearly ZEH、ZEH Orientedの場合は定額補助で住宅1戸に対し55万円、ZEH+の場合定額補助で住宅1戸あたりに対して100万円、別の条件をクリアすることで更に別に補助金が貰える可能性があります。

・災害時にも活用

災害時に電気が止まる、停電になってしまった場合にも蓄電池に貯めた電気を使用したり太陽光発電によって電力を創ることができるので災害時にも活用することができます。

・余った電気を売却して収入に

太陽光発電で創った電力が余ってしまった場合は電力会社に余った電力を売ることができます。

 

デメリット

・初期費用、メンテナンス費用がかかってしまう

省エネ機器、太陽光発電などの設備費用、その設備などのメンテナンスにどうしても費用がかかってしまいます。

・間取りやデザインなどの制限

一般的な住宅よりも省エネ機器や太陽光発電などの設備の設置が必要なため、間取りやデザインが制限されてしまうなどの可能性があります。

・太陽光発電、売電

太陽光発電は太陽の光で電力を創ります。そのため天候によって発電することができない日があるため供給が不安定になってしまいます。そしてメリットでご紹介したように余った電力は電力会社に売ることができるのですが、昨今では以前よりも得られる収入が厳しくなっているため注意が必要です。

 

■まとめ

・ZEHは「Net Zero Energy House(ネット ゼロ エネルギー ハウス)」の略称。

・ZEHには断熱、省エネ、創エネの3つの要素があり、ZEHと認定されるのに必要。

・ZEHにはNealy ZEHやZEH Orientedといった種類がある。

・ZEHには断熱効果によって快適な空間を作れること以外に部屋ごとで極端な温度差がないためヒートショックの予防になるなどのメリットがあり、またデメリットでは太陽光発電が天候によって発電量に影響が出てしまったり、売電の収入が厳しくなっているなどがある。

ZEHは環境にもご家庭にもやさしい住宅となっていますがデメリットも踏まえて是非慎重にご検討されて下さい。

ここまで見ていただきありがとうございます。おうちの相談窓口ではZEH住宅を取り扱う住宅会社のご紹介もしております。またZEHについてもっと話を聞いてみたいなどございましたら是非お気軽におうちの相談窓口にお越し下さい!

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