「東西南北」各方角、両方ともメリットとデメリットが存在しています。
一日中明るい部屋にいたい方や陽の光を浴びて目覚めたいという方にとっては南向きや東向きがベストでしょうが、お仕事が夜勤も多く日差しはあまり入らない方が良い、という方には西向きや北向きが良いかもしれないし、家の方角は、ライフスタイルによって選ぶと快適に過ごせるヒントになるかもしれません。
■南向き(最も日照時間の長い方角)
南向きは、主婦や小さな子ども、高齢者など、在宅時間が長い方などにおすすめ
<メリット>
・季節や時間を問わず一日中明るい
・冬でも日差しによって暖かい
・洗濯物が乾きやすい
<デメリット>
・他の方角に比べて土地が高価
・夏は気温が上がりがち
・フローリングやカーペットなど部屋が日焼けしやすい
■東向き(朝の時間を大切にしたいなら)
東向きは、朝から家族全員で朝食をとるなど「朝型生活を送る方」におすすめ
<メリット>
・他の方角に比べて朝から明るい
・冬でも明るく朝から暖かい
・午前中から家事仕事などが効率よく進みやすい
<デメリット>
・夕方は早くから暗く寒くなりやすい
・午前と午後で過ごしやすさに変化がある
・夜勤など夜型生活を送る方の寝室には向かない
■西向き(午後から光が入ってくる)
西向きは、夜勤があるなど「夜型生活を送る方」におすすめ
<メリット>
・日が暮れるまで西日が入るので一年を通じて安定して明るい
・冬は夕方まで明るく暖かい
・日照時間が長いので光熱費の節約になる
<デメリット>
・朝が暗く、寒くなりがち
・夏は夕方まで気温が高いことも
・午後から強い西日が差し込む
■北向き(穏やかな光を取り入れたいなら)
北向きは、それぞれお仕事や学校など「日中は外出していることが多い方」におすすめ
<メリット>
・一日を通して安定した明るさを保つ
・夏は涼しい
・日焼けによる劣化が少ない
<デメリット>
・冬は気温が上がりにくい
・湿度の高いジメジメした部屋になりやすい
・日中から照明が必要になることも
~まとめ~
家の向きは快適な住まいをつくるうえで重要なポイントとなります。また、朝型の人は東向き、夜型は西向きなど、ライフスタイルによってもメリット・デメリットは異なりますので、個人の暮らしに合わせたお部屋づくりをおすすめします。