「ウッドショック」最近急にニュースなどで耳にすることが多くなったこの言葉、ご存知でしょうか?
実際にモデルハウスのご見学をされている方は何度も聞いているかもしれませんね。
「ウッドショック」とは建築用輸入木材の価格高騰、品不足を1970年代に発生した「オイルショック」になぞらえてそう呼ばれています。
ではこの「ウッドショック」何故起きているのでしょうか…。
それはやはりコロナウイルスが大きく関わっています。
- 在宅ワークが増えたことで住宅需要が高まったこと
- おうち時間が増えDIYをする人が増えたこと
- 低金利も手伝ってアメリカでは郊外に家を建てる人が増えたこと
- コロナの収束が早く経済回復が順調な中国でも木材需要が増加したこと
これらが要因となり世界的に木材需要が急増‼しかしながら…木材の供給量が増えないのです。
巣ごもり需要により流通面が活性化されたのですがコロナ禍で人手不足、世界最大級のコンテナ船が座礁したことも相まって海上運輸が滞ってしまっていました。また、木材生産も労働力不足で需要に追い付かない状態が続いています。

座礁した大型コンテナ船「エバーギブン」
そうして需要と供給のバランスが崩れた中で木材は景気の良いアメリカ、中国に流れていき日本にまで木材が入ってこない、少ない木材を手に入れるためにはお金が必要、価格高騰といったわけです。ただし、お金をいくら出してもないものは買えないので建築会社によっては木材不足でお客様からの申し込みがあっても着工できないということも既に起きています。
木造住宅における国産木材の使用率は40%に留まり、60%は輸入材に頼っていた日本はこの「ウッドショック」の影響をかなり受けてしまいました。では国産木材の使用率を上げればいいのでは?と思ってしまいますが、木が育つのには何十年とかかりますし、それを加工する工場や人員も簡単には増やせません。
「ウッドショック」が今後いつまで続くとは言えません、いつなら落ち着いているかもわかりません。
こんな状況で家を持つことが不安でしたら一旦、様子を見るというのも確かにありなのかもしれません。
しかし、ライフプランがありいつまでに家を…と決められているのであれば、
決断しなければならない時期もおのずと迫ってきますよね。
おうちの相談窓口では資金シミュレーションで生活費や予算の見直しもできます。お客様のご要望を整理し、ご予算に合わせて紹介先建築会社を決めていますので、費用面や購入時期など迷われている方も
ぜひ一度ご相談ください。ご予約お待ちしております。