2021.03.10 ~ 給湯について ~ オール電化、エコジョーズ、エコキュート… など一度は聞いたことがある給湯器ですが、具体的な違いをご存知でしょうか。 それぞれにメリット・デメリットがあり、使うご家庭の人数や使い方によってもおすすめの給湯器が変わってきます。 「どの給湯がいいか」は皆さんが「一番何を優先させるか」が重要だと思いますので、特性を知ったうえでご家庭に合う給湯を選びましょう。 ◆オール電化とは◆…ガス代を使わず、電気のみを使う方法 ☆メリット☆ ・住宅内に熱源がないため安全 ・光熱費の料金を一本化できる ・オール電化向けの電気料金プランがあり、夜間時間帯の電気の単価がとても割安に設定さ れている ★デメリット★ ・日中の電気代が割高 ・蓄熱暖房機などの設置費用が高額 ・IHクッキングヒーターは好みがわかれる ◆エコジョーズとは◆…少ないガス量で効率よくお湯を沸かす省エネ性の高い給湯器 仕組み…今まで使わずに捨てられていた排気熱を有効に利用して、あらかじめ水を温めることで効率よくお湯を沸かすことができる ☆メリット☆ ・CO2の排出量が少ないため省エネ ・排気熱を有効に利用して水を温めるので、従来よりも少ないガス消費量でお湯を沸かすことができる ★デメリット★ ・従来型よりも設置コストがかかる ・ドレン配管と呼ばれる「給湯機の汗を排出するための配管」の設置が必要なため排水経路が取れないところでは設置が不可 ◆エコキュートとは◆…電気を使ってお湯を沸かす給湯器 仕組み…ヒートポンプ技術を活用して、空気中の熱でお湯を沸かす電気温水器のこと。ヒートポンプは、空気中の熱を吸収して圧縮し移動可能にする技術 ☆メリット☆ ・貯水タンクがあるため非常時に強い・ガス給湯に比べ省エネなので光熱費が節約できる ・太陽光発電と組み合わせるとさらに省エネに繋がる ★デメリット★ ・ガス給湯よりも水圧が低い ・貯水式のためお湯切れするため、次のお湯が沸くまで時間がかかりその間は水しかでない ・タンクにカルシウム成分が沈殿し簡単に清掃できないため飲料として利用できない 上記以外にもガスでエンジンを動かし発電し、その排熱を利用し暖房に利用するCOREMOやガスから取り出した水素と空気中の酸素の化学反応を利用し発電させるエネファームなどたくさんの種類の給湯器があります。 初期費用だけでなくランニングコストも考慮しながら、ご家庭に合った給湯を導入されてみてはいかがでしょうか。